借入相談

信用保証料について

信用保証料は、信用保証協会と中小企業との信用保証委託契約に基づき、信用保証協会の保証をご利用いただく対価としてお支払いいただくものです。
この信用保証料は信用保証協会の業務運営を行うため直接中小企業に負担していただく唯一の収入で、日本政策金融公庫への信用保険料、信用保証協会の業務費、代位弁済等に充てられるものです。
信用保証料は、金融機関から融資を受けたとき、金融機関を通じて信用保証協会にお支払いいただきます。原則として一括払いとなっていますが、条件によりましては分割払いも可能です。
また、保証期限前に繰上償還によって借入金を完済した場合は、お支払いいただいた信用保証料を所定の範囲でお返ししております。

保証料率

基本料率は、財務内容を総合的に評価して9段階の保証料率体系となっております。 保証料率は全て保証付融資金額に対する料率です。

区分※ 1 2 3 4 5 6 7 8 9
責任共有保証料率 1.90% 1.75% 1.55% 1.35% 1.15% 1.00% 0.80% 0.60% 0.45%
責任共有保証料率 2.20% 2.00% 1.80% 1.60% 1.35% 1.10% 0.90% 0.70% 0.50%

※区分には、財務内容をCRD協会のリスク評価システムに基づくモデルを利用し評価した後、9段階の保証料率を設定します。

CRD = 中小企業信用リスク情報データベース
CRDは平成13年3月、中小企業庁が中心となって中小企業金融の円滑化を支援することを目的に創設された一般社団法人CRD協会が運営する中小企業に関する日本最大のデータベースです。

そのほか、セーフティネット保証など保証制度ごとに保証料率が定められています。

保証料率の割引について

①中小企業会計割引【0.1%の割引】

会計参与を設置している方については、保証料率が0.1%割引になります。
なお、会計参与の設置が登記されていることを示す書類が必要になります。

②有担保割引【0.1%の割引】

不動産等の担保を提供していただく場合は、保証料率が0.1%割引になります。

信用保証料の計算

信用保証料は、金融機関からの借入金額、計算期間、保証料率、分割係数に基づき、一定の計算式により算出されます。

●期日一括返済の場合

信用保証料 = 借入金額 ×(計算期間(日数)÷365)× 保証料率

計算例

借入金額500万円、保証期間1年、保証料率1.15%
500万円 ×(365÷365)× 1.15% = 57,500円

●分割返済の場合

信用保証料 = (1)+(2)
(1)据置期間部分の保証料 = 借入金額 ×(据置期間(日数)÷ 365)× 保証料率
(2)分割返済部分の保証料 = 借入金額 ×{(計算期間 - 据置期間(日数))÷ 365)}× 保証料率 × 分割係数

計算例

借入金額1,000万円、保証期間36か月、うち6か月据置、均等返済、保証料率1.15%
(1)1,000万円 ×(180÷365)× 1.15% = 56,712円
(2)1,000万円 ×{(1095-180)÷365)}× 1.15% × 0.55 = 158,558円
(1)+(2)= 215,270円

分割係数

分割返済回数 均等分割係数 不均等分割係数
6回以下 0.70 0.77
7回以上12回以下 0.65 0.72
13回以上24回以下 0.60 0.66
25回以上 0.55 0.61
均等割賦返済係数

保証料の分割納入

信用保証料は、原則として一括でお支払いいただきますが、次の場合は分割してお支払いいただくことができます。

  1. 保証期間が2年を超える当初保証料(特定社債保証、「地方創生」応援社債保証、予約保証及び保証料補給のある県・市町村の融資制度資金の信用保証料を除きます。)
  2. 事業者カードローン当座貸越根保証、当座貸越根保証等に係る保証期間2年の当初保証料または貸越期間2年延長に係る変更保証料
  3. 変更後保証期間が2年を超える変更保証料

詳しい内容については、個別にお問い合わせください。

保証料の返戻

繰上償還によって借入金を完済した場合は、お支払いいただいた信用保証料をお返ししております。お返しする金額は貸付日から1年ごとに区分した、次の1と2の合算です。ただし、1,000円を超えるものに限ります。

  1. 完済した日の属する年度については、未経過期間に相当する額の90パーセント相当額
  2. 翌年度以降については、未経過期間に相当する額の全額

保証料の計算方法等、ご不明な点がございましたら、最寄りの各営業店窓口までお問い合わせください

保証料の返戻