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株式会社マスターマインド 小沢 啓祐 代表取締役

abn(長野朝日放送)制作番組 「信州 夢追人 新時代の経営者たち」出演者

小沢 啓祐さん
第10回 2015年02月01日

株式会社マスターマインド
小沢 啓祐代表取締役

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株式会社マスターマインドは、塩尻市の林間工業団地に自社工場を構え、特殊プリンターの製造・販売を行っています。
当社の代表取締役である小沢さんは、創業者であり父である先代から、約3年前に代表取締役を引継ぎました。
日本全国のみならず、アメリカへの留学経験で培った語学力も活かしながら、世界へ向けて自社ブランドのプリンターを展開する小沢さんにお聞かせいただいた事業への想いや夢をご紹介します。

マイクロニッチなニーズを掴む

マイクロニッチなニーズを掴む

お客様のニーズに合わせ、どういう部品をどのように組み合わせれば、お客様のニーズに合ったプリンターを費用をかけずに作ることができるのかというノウハウが当社の強みです。また、大手とは違い、少量の受注であっても対応できます。
マイクロニッチな分野であっても、ニーズは世の中にたくさんあります。そこに話を持っていけば話が進む。そういうお客様を掴むことができることが強みです。

きっかけはリンゴ

きっかけはリンゴ

主力はTシャツなどへプリントするテキスタイルプリンターですが、今は9年前に発売したフードプリンター、つまり食べ物に直接印刷するプリンターが伸びています。
先代が普通のインクでリンゴに印刷したところ、お客様から怒られたそうで、だったら食べられるように印刷しようというのが開発のきっかけでした。
当時は食べ物への印刷は普及しておらず、お客様にも抵抗感があり、受けが良くありませんでしたが、ここ数年、地域を大事にしようという「ゆるキャラ」や、富士山などの文化遺産、オリンピックなど、お客様が使えるコンテンツ、情報が増えてきた中で伸びてきています。今はデコレーションケーキの上に載せるチョコレートに印刷してオリジナルのケーキを作るというのが流行っています。

成長の種はお客様の声の中に

成長の種はお客様の声の中に

先代の頃から当社には面白いものを作ってみよう、挑戦してみようという社風があります。チャレンジすることは会社にとって重要ですが、1~10までいろいろあるお客様の要望に応えようとする中で、お客様にそうさせてもらったと感じています。
要望に応えようとする中で、基礎知識とか基礎技術が付き、新しい製品が生まれて次の種になるかもしれない。その種がまた別のものに波及して花が咲く、見えない市場が見えてきたりもします。

できませんと言わない

できませんと言わない

「できませんと言うな、できますと言え」という先代の言葉を大切にしています。これは、お客様の要望に対して、とにかく前向きに、無理難題であってもできる方向で考えてみるということです。できませんと言った瞬間に何もかも終わってしまうと思います。 以前、他の会社には無理と言われたが、マスターマインドでは話を聴いてもらい、提案をしてもらったということで、その後、新しいお客様を紹介してもらえたこともありました。その言葉はいろいろなところで生きています。 もし、3年後にロケットを作って月まで行かせて欲しいという注文がきても、できませんとは言わずに、どうやったらできるのかを調べて、できることを提案する。そうすれば実際には月に行くことはできなくても、その過程の中で、当社が対応できる部分が見え、お客様の喜びを引き出せるのだと思います。
だから、必ず、前向きに話をするようにしています。心がけ過ぎて、社員に迷惑をかけることもあるのですが・・・。

楽しいということを忘れない

楽しいということを忘れない

プリンターは通常は後ろに隠れてしまうものです。フードプリンターであれば厨房に隠れてしまいます。でも、例えば、お客様が自分の顔がケーキに印刷されていくのを見れるだとか、カフェでコーヒーを飲みながらボタンを押したらTシャツが出来上がっていく、そんな遊び心をプリンターに入れてみたらおもしろいかもしれません。
商品作りは、性能、コストにどうしても目が行きがちですが、楽しいことを忘れると面白くなくなってしまうし、なにか光るものを作ろうといったことも考えていかないと、中小企業は生きていけないと思います。
世の中の動向に合わせながら、自分達もかたちを変えていかないといけない。大手がやるのとは違うキラッと光るものをどんどん見つけていかないといけない。もしかすると、いずれはプリンターを作っていないかもしれません。

社員が働いていて良かったと思える会社に

社員が働いていて良かったと思える会社に

代表者になって3年、楽観的な性格なので、当初は何とかなると思って代表者を継いだものの、現実は甘くなくて、なかなか思うようにならない時期もありました。
これからの夢は長野県の中小企業の中で、この会社に入りたいと思われる魅力的な会社にすることです。
魅力的な会社とは働いている社員一人ひとりが働いていて良かったと思える会社だと思います。社員にはつらい思いもさせてきたので、社員とその家族に喜んでもらえる会社、責任をもって仕事ができ、チャレンジできるやりがいのある会社にしたいと思います。

最近役に立った3冊
(上)私でも面白いほどわかる決算書 (別冊宝島)
(左)「インクジェットの時代が来た」 山口修一/山路達也・著
(右)「町工場・ベンチャー企業は負けない」 野口恒/門脇仁・著

社名 株式会社マスターマインド
所在地 所在地
本社 〒399-0711 長野県塩尻市片丘今泉9828-16
TEL : 0263-53-3700
東京支店 〒101-0031 東京都千代田区東神田1-5-5 マルキビル2F
TEL : 03-6699-5670
関西支店 〒604-8181 京都府京都市中京区綿屋町528 烏丸エルビル11F
TEL : 075-254-6055
http://www.mastermind.co.jp/
事業者 小沢 啓祐
開業 1993年5月
事業内容 特殊プリンター・情報記憶媒体コピー機の開発/販売/サービス
工場外観
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