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小布施 中華蕎麦たか野

髙野 翔代表

髙野 翔さんは、2025年5月に小布施町で「小布施中華蕎麦たか野」をオープンしました。当店は鶏ベースで淡麗系のラーメンと黒毛和牛のまぶしご飯という二枚看板のメニューを提供する新進気鋭のラーメン店です。自分が「うまい」と納得できる料理をお客様に提供し感動を届けたいという、髙野さんの想いや夢をご紹介します。

ラーメンとまぶしご飯の二枚看板 味の変化による「食体験」

ラーメンとまぶしご飯の二枚看板 味の変化による「食体験」
ラーメンとまぶしご飯の二枚看板 味の変化による「食体験」
ラーメンとまぶしご飯の二枚看板 味の変化による「食体験」

ラーメンは鶏ベースの淡麗系で、あっさりしつつも旨味が凝縮されており、毎日でも食べられるような味を目指しています。スープは92-93度でじっくり時間をかけて煮出し、クリアに仕上げています。麺は酒井製麺(長野市篠ノ井)と共同開発した特注品で、喉越しと最後まで続くコシを重視しています。チャーシューは低温調理した肩ロースとロースの2種類です。黒毛和牛まぶしご飯は、脂の少ない内ももの赤身を使用し、甘めの自家製タレで仕上げており、ラーメンとの相性も抜群です。食べ方のご提案として、ラーメンとまぶしご飯を一緒に召し上がっていただき、最後にラーメンのスープをまぶしご飯にかけて、ひつまぶしのお茶漬けのようにして楽しむのがおすすめです。お客様からも美味しいと好評です。また、卓上のカツオ節を加えることで、味の変化も楽しめるので、単なる食事ではなく「食体験」として楽しんでいただけたらと考えています。
修行先の師匠から「ラーメン屋だけで進むのは厳しくなる」というアドバイスを受け、もう一つの武器を持つために二枚看板で進めることを決めました。近年ラーメン店が非常に増えており、差別化が難しくなっているという背景があります。まぶしご飯という形式は、和牛だけでなく地鶏や黒豚など様々な食材に応用でき、将来的な可能性が無限大だと感じたことも理由の一つです。

自分が心からうまいと思うラーメン 上品で幻想的な店舗

自分が心からうまいと思うラーメン 上品で幻想的な店舗
自分が心からうまいと思うラーメン 上品で幻想的な店舗
自分が心からうまいと思うラーメン 上品で幻想的な店舗

最初はチェーン店の「天下一品」で勤務していましたが、当時から通っていた「麒麟児(長野市篠ノ井)」のラーメンの美味しさに感銘を受け、その作り方を知りたいという思いから「麒麟児」に入りました。そこで6〜7年修行する中で、先に独立した先輩方の影響もあり、次第に自分の納得できる美味しいラーメンをお客様に提供したいという気持ちが強くなり、独立を決意しました。店舗は、あえてラーメン屋らしくない外観にし、内装は和と洋を織り交ぜたおしゃれで上品な空間にすることで、お客様にゆっくりと食事を堪能してもらうことをコンセプトにしています。

この店を長く愛される店に 終わりなき味の探求

この店を長く愛される店に 終わりなき味の探求
この店を長く愛される店に 終わりなき味の探求

5月20日にオープンし約2か月が経ちました。非常に大変ですが、その分大きなやりがいを感じています。運営やスタッフ教育など、これまでにない責任も増えましたが、自分との勝負だと思って取り組んでいます。ラーメンに関しても、毎日開店前に味の確認をして微調整をしています。味の追求に終わりはなく、常に試行錯誤を続けています。メニューの軸である中華そばと黒毛和牛まぶしご飯は変えませんが、吊るし焼きチャーシューや炭火調理の導入、スチームコンベクションオーブンなどの設備投資も検討しており、これからも技術と味を進化させていきたいです。
今後の夢は、まずこの店を長く愛される存在にすることです。謙虚さと感謝を忘れず、40年、50年と厨房に立ち続けたいです。そして、「たか野」という名前を広めるため、将来的には2号店、3号店と多店舗展開もしていきたいと考えています。

店舗名 小布施 中華蕎麦たか野
所在地 長野県上高井郡小布施町大字小布施880-8
事業内容 飲食店
外観
看板
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