ドライヘッドスパとの出会い


「ドライヘッドスパ」は、水やオイルを使わずに頭をほぐしてゆるめていくリラクゼーションに特化した施術です。一般的なヘッドスパと違い、洗髪やトリートメントを目的とせず、心と体をリラックスさせることを重視しています。 最近は、パソコンやスマートフォンの使用で目を酷使する方や、眠りが浅い方、ストレスをためている方が本当に多いです。「脳疲労」という言葉も聞かれるようになりましたが、まさに現代の悩みに寄り添えるケアだと思っています。 この仕事を始めたきっかけは、私自身の体調不良でした。病院にも通いましたが、リラクゼーションサロンに通ううちに、心と体が整っていく感覚を実感しました。「心と体って、やっぱりつながっている」と気づかされました。 それがきっかけで、今度は私と同じように悩んでいる人の力になりたいと思うようになり、この道を選びました。
師匠との出会い、そして学び直し
私はもともと美容師としてヘッドスパもやっていましたが、その経験に甘えず、改めてしっかり学び直そうと、東京・銀座の「元祖ヘッドスパ」と呼ばれている前川珠代先生の門を叩き、ゼロからたくさんのことを教えていただきました。また、理学療法士や鍼灸師、アロマセラピストなど、様々な分野の専門の方からも学びを深めました。 「リラクゼーションは、“気持ちいい”だけで終わりたくない。体のことを深く理解してこそ、本当の癒しにつながる」そう思って、体の仕組みや筋肉のことも一から学び直しました。その積み重ねが、今の「カミツレ」の形につながっています。
“ご褒美”ではなく、“自分を取り戻す時間”


今の女性は本当に忙しいですよね。仕事、家事、育児…常に誰かのために動いていて、なかなか心から休める時間がありません。時間があっても「休む=サボる」って感じてしまう方も多いです。そういう方にこそ「自分を取り戻す時間」を過ごしていただきたいです。 施術の前にはまずカウンセリングをして、そのあと足湯でリラクゼーション効果を高め、体を温めてもらいます。足湯に使っているのはイスラエルとヨルダンの間にある「死海湖」の天然塩です。海水の塩よりもミネラルが30倍くらい多く含まれていて、疲労回復効果が高まったり、保温効果、リラックス効果が得られたり。また肌にも優しいです。 そこにお客様の体調やお好みに合わせてアロマを選んでもらいます。血行促進効果のあるローズマリーや安眠効果があると言われているラベンダーなどのハーブや、季節の花を浮かべるのもこだわりで、自分で摘んできたものを使うこともあります。忙しい方ほど季節を感じる余裕がないと思うので、ここでは少しでも“季節を感じる時間”を過ごしてほしいと思っています。 足湯の間はお茶をお出しして、私は席を外します。「一人の時間をゆっくり堪能してもらいたい。ここでは“誰のためでもない自分の時間”を大切にしてほしい」――そんな落ち着けるような空間作りを心がけています。
“1対1”で寄り添う安心感


施術は、いきなり頭を触る事はしません。まず呼吸を整えるところから始めます。呼吸が浅いままだと筋肉も緩まらないので、深い呼吸を意識してもらうところからスタートします。頭だけでなく、首や肩、デコルテまでを見ながら、その日の体調や状態に合わせて施術します。 お客様によってお悩みが違うので、毎回カルテに記録を残しています。前回と比べてどう変わったのか、変化を見ながら、「今回はここを深めよう」「もう少しこうしてみよう」と調整しています。 カウンセリングから施術、見送りまで、すべて私ひとりで担当し、変わることがないので、安心して通っていただけると思います。1対1だからこそ、その方に合わせたオーダーメイドのケアができる、長期的な目線で継続サポートできる――それが「カミツレ」の特徴です。
「カミツレ」に込めた願いと、これからの夢

店の名前「カミツレ」は、ハーブの女王と呼ばれるカモミールの和名です。花言葉は「逆境に耐える」「逆境から立ち上がる力」「あなたを癒す」。私自身、つらい時期を乗り越えた経験があるので、お客様にも、ここが“また頑張れる力を取り戻す場所”になってほしいと思ってこの名前にしました。 悩んでいる方が、リラクゼーションは贅沢ではない、褒美だけに留めておくものではなく、サブスクのような感じで、日々の生活に溶け込むようなサロンにしたいと思っています。 私の夢は、「三方よしの経営者であること」です。「売り手よし、買い手よし、世間よし」。お客様にも、自分にも、地域にも、良い影響を与えられる存在でありたいです。そして、信州から女性を元気にしていくお手伝いをしたい、それがこれからも変わらない私の夢です。
| 店名 | カミツレ |
|---|---|
| 所在地 | 上田市材木町1丁目6-13 サインK109 |
| 事業内容 | リラクゼーション |
| 外観 | ![]() |
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