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合同会社本田食堂

本田 由剛代表社員

下諏訪駅前で地元食材を中心とした創作料理を提供する本田食堂。飲食店は料理を提供するだけでなく、地域の人や生産者をつなぐ場所にもなれると語る、本田由剛さんの思いや夢をご紹介します。

料理人になるまで

料理人になるまで

僕は神奈川県出身で、もともとはITプログラマーとして働いていました。その当時にキックボクシングもやっており、試合に出るようになったんですがそうなると減量が必要になります。それがつらいんですが、やっぱり食べたい。そこで「食べても太りにくい料理を自分で作ろう」と思い、中華鍋を買って料理を始めました。
料理が楽しくなり、キックボクシングの本場であるタイへ行ったことをきっかけに海外旅行にも夢中になりました。本格的に料理を仕事にする前に、世界を見て、いろいろなものを食べてから方向性を決めようと思い、約2年間旅をしました。
帰国後、料理人として働き始めましたが、最初は挫折もありました。それでも「もう一度だけ挑戦しよう」と思い、先輩の料理人に誘われて2011年に東京から諏訪へ移りました。友人もいない土地で、料理に集中するつもりでした。

下諏訪で店を開いた理由

下諏訪で店を開いた理由
下諏訪で店を開いた理由

諏訪に来た当初は、ずっと住むつもりではなく、2年程度のつもりでした。ですが、勤務先のレストランの研修で、畑で採れたばかりの野菜を食べた時、本当に美味しくて。びっくりするぐらい美味しかった記憶が今でもありますし、諏訪で働きつづけようと思ったきっかけでもあります。それからは、休日には農家さんを訪ね、野菜のことを教えてもらうようになりました。
また、勤務先では信州素材を大事にするようにという話があり、僕もそれをすごい楽しいと思っていました。農業は大変な仕事であり畑から中々離れらないなか、自分が作った野菜を食べた人の反応を知りたいけど知ることができない農家の方って多いと思うんですよ。それを僕が、素材感を生かして美味しい料理に仕上げ、お客さんの「美味しかった」という反応を農家さんに伝えると、とても喜んでくれる。これもこの地域で続けたいと思った理由の一つになります。 そういったことを経て、2019年8月、下諏訪駅前に「本田食堂」を開きました。建物は築90年以上の古い商店をリノベーションしました。

下諏訪で店を開いた理由

下諏訪で店を開いた理由
下諏訪で店を開いた理由

本田食堂では、僕が「どこで、誰が、どんなふうに育てているか」を知っている農家さんの野菜と、信州の素材を中心に使っています。料理は洋食をベースにしていますが、イタリアンやフレンチという枠にこだわらず、素材をどうしたら一番おいしくできるかを追求しています。
このサラダは、モロヘイヤ、ツルムラサキ、枝豆、ズッキーニ、オクラなど地元の旬の野菜を使っており、全て緑色だったので、緑の野菜のサラダ仕立てにしています。味付けは塩コショウ、オリーブオイルを基本に、ズッキーニのソースを絡めていただくと、違った味わいになります。 肉料理は、鹿のもも肉のステーキになります。下諏訪の山にいる鹿を、地元の猟友会や解体業者さんを通じて仕入れています。鹿肉は赤身が多いので、表面を焼いた後、オーブンと余熱でゆっくり火を入れ、柔らかくジューシーに仕上げます。匂いが気になる方もいるかもしれませんが、いわゆる美味しくない匂いというのは全くないです。すごく柔らかい肉でもあり、皆さんに味わってもらえれば。
また、鹿は農作物を食べてしまう存在でもありますが、ただ処分するのではなく、美味しくいただき、地域の食材として生かしたい。それが観光の目玉にもつながればと思っています。
※写真は本文で紹介しているサラダと肉料理です

食堂から地域へ

食堂から地域へ
食堂から地域へ

飲食店は料理を提供するだけでなく、地域の人や生産者をつなぐ場所にもなれると思っています。その思いから、店の隣で仲間と一緒に「アソビバ」という直売所形式のお店も始めました。本田食堂で使っている野菜は本当に美味しくて、安全の基準も高いと思っています。本田食堂で食べた野菜を気に入った方が、隣で買って家庭でも楽しめる。農家さんのポップも飾ってあり、どういう人がどういう思いで作っているのかということも、発信していきたいです。
また、下諏訪駅前通りを盛り上げるため、仲間と「下諏訪角打ち」というイベントも続けています。毎月第4日曜日に、駅前通りの飲食店が合同で行う食べ歩き・飲み歩きのようなイベントです。普段は出さない料理や、他店とのコラボを楽しめ、毎回10軒前後が参加しています。

これからの夢

これからの夢

笑顔をたくさん作っていくことが、やはり自分がやりたいことであり、そういう生き方を選択し続けるであろうと決めているところもあります。だからこそ、料理で目の前の人とその人の後ろにいる家で待っている人を笑顔にしたいです。例えば、お二人で食事に来られた方が「これすごい美味しいね」と、いい時間、いい会話をして満ち足りた状態で帰宅し、「今日あの人とこんなに美味しいものを食べてこんな話をしたんだよ」という話を家族にする。その楽しげに話している顔を見る家族は絶対幸せだと思います。本田食堂はそこまで作りたいと思っています。

社名 合同会社本田食堂
住所 〒393-0056 長野県諏訪郡下諏訪町広瀬町5382
電話番号 080-8729-6671
WEBサイト https://www.facebook.com/hondashokudo
事業内容 洋食レストラン
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