最先端ARスポーツ「HADO」とプロの格闘技を融合させた、新しい挑戦の始まり


私が長野県佐久市で運営しているのは、日本発祥の最先端AR(拡張現実)スポーツ「HADO」の体験空間と、地元出身の現役プロキックボクサー・山浦力也選手によるトレーニング指導を併設した複合型のスポーツ施設です。
「HADO」という言葉を初めて耳にする方も多いかもしれません。これはAR(拡張現実)技術を使ったアクテビティで、専用のゴーグル型装置を頭に装着し、腕にアームセンサーを付けてプレイする次世代のスポーツです。3対3のチーム戦で、自分の手から放たれる架空の光の球(波動)を打ち合いながらドッジボールのようなルールで戦います。画面越しに見ると非常に派手で近未来的なスポーツなのですが、一番の魅力は「仮想の球だから当たっても痛くなく、怪我のリスクが一切ない」という点にあります。
この特徴があるからこそ、当施設では驚くような光景が生まれます。小さなお子さんからご年配の方まで、まさに老若男女が全く同じフィールドに立ち、加減することなく本気で勝負を楽しむことができています。一般的なメジャー競技では、年齢や体格の差があると真剣勝負を成立させるのは難しいものですが、HADOならそれが可能になります。さらに施設内では、K1甲子園2018-60kg王者である山浦選手の本格的なキックボクシングスクールも開講しています。ハードに身体を追い込みたい方から、日頃の運動不足を解消したい方、ハンディキャップを抱えた方まで、どんな属性の方でも笑顔で汗を流せる包括的な場所をつくりたいと思い、この形に行き着きました。
挫折と息子の怪我——「誰でも一緒に身体を動かせる場所を」という揺るぎない原点


この事業を始めたきっかけの一つに、私自身と家族が味わった大きな挫折と悔しさがあります。
以前、私自身が身体を痛めてしまって長年勤めた職を離れざるを得なくなり、精神的にもとても辛い時期を過ごした経験があります。それと時を同じくして、私の一人息子がスポーツの最中に大怪我を負ってしまい、これまで夢中になって取り組んできた大好きな競技を断念せざるを得なくなってしまいました。身体的な限界やアクシデントによって、大好きなスポーツから遠ざからざるを得ない切なさ、やるせなさは、痛いほどよく分かります。その時、私の心の中に「年齢や怪我、ハンディキャップに関係なく、老若男女の誰もが一緒に楽しく身体を動かせるものを届けて、地域を元気にしたい」という強い想いが芽生えました。
地元である佐久を起点に、長野県全体を盛り上げられる新しいコンテンツはないだろうかと探し求める中で出会ったのが、東京で体験した「HADO」でした。幼い頃、誰もがアニメのヒーローに憧れて「手から光の球を出してみたい」と夢見たのではないでしょうか。そのワクワク感を現実世界でそのまま体験できる斬新さに、私は一瞬で魅了されました。「これなら、誰もが傷つくことなく本気で遊べる。この素晴らしい体験を佐久から長野県全域に広げていきたい」と思い、仲間の協力を得ながら一念発起してスタートしました。
地域での反響と教育・医療・プロスポーツ現場へ広がる大きな手応え


施設での営業にとどまらず、私は移動型の機材一式を車に積み込んで、長野県内の北から南までご要請があればどこへでも飛んでいきます。各地の体育館をお借りしたり、大型商業施設で体験会を開いたりしていますが、どこへ行っても非常に温かい反響をいただいています。
特に現代は「子どもが家の中でゲームばかりしていて、外で遊んでくれない」と悩む親御さんがたくさんいらっしゃいます。HADOは「ゲームの面白さのまま、外で全身を使ってスポーツができる」という画期的な仕組みですので、保護者の方々にも大変喜んでいただいています。さらに、子どもの非認知能力を高める教育(STEAM教育)の一環として学校関係者や行政の方々からも注目されていますし、高齢者の方々のフレイル(加齢による心身の衰え)予防や健康寿命の延伸という観点でも、非常に大きな可能性を感じています。
また面白いことに、プロキックボクサーである山浦選手のトレーニング現場でもHADOが役立っています。格闘技の練習はどうしても怪我のリスクが付きまといますが、「当たってもダメージがゼロ」という特性を活かし、恐怖心なく動体視力や危険回避の身のこなしを磨くという、今までにないトレーニング方法として実証実験を行っています。HADOは単なる遊戯ではなく、あらゆるシーンで役に立つコンテンツだと確信しています。
信州・佐久から全国へ——人と人が自然とつながる集いの場を目指して

世界40カ国以上に普及しているといわれているHADOですが、ここ長野県では「初めて聞いた」という方がまだまだ多いのが実情です。だからこそ、まずは県内での認知を広げ、一人でも多くの方にこのワクワクする体験の機会を提供していくことが、私の目下の使命だと考えています。
探求心を大切にしながら、将来的にはパラスポーツの「ボッチャ」や、話題の「モルック」といったさまざまなスポーツとデジタル技術を掛け合わせ、“長野県発・佐久市発”の全く新しいエンターテインメント・スポーツを作り出していきたいと構想を膨らませています。
この場所が、通りがかった人同士が「何やってるの?」と覗き込み、初めて会った老若男女の方々が自然と「こんにちは」と挨拶を交わして繋がっていけるような、温かい集いの場になればこれ以上の喜びはありません。スポーツとデジタルの力を信じて、これからも長野県全体を明るく盛り上げていくために挑戦し続けていきます。
| 店舗情報 | 〒385-0053 長野県佐久市野沢332-3 |
|---|---|
| 電話番号 | 090-4077-0149 |
| WEBサイト | https://hado-official.com/arena/sa-cool/ |
| SNS | @sacool_hado |
| 動画 |
