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Yamairo guesthouse(やまいろ ゲストハウス)

中村 瑞季オーナー

飯田市の「やまいろゲストハウス」。夜は「ちょい飲み屋」として営業しています。今年6月末にオープンし、国内外からの観光客の宿泊や、地元住民の憩いの場として支持を集めています。中村オーナーにお聞かせいただいた事業への想いや夢をご紹介します。

人が集まる・出会いが生まれる場所を

人が集まる・出会いが生まれる場所を
人が集まる・出会いが生まれる場所を
人が集まる・出会いが生まれる場所を

 大学で空間デザインを学んだ後、設計事務所で働く中で、「人が集まる場所」「出会いが生まれる場所」を作りたいといった思いが強くなり、事務所を退職しました。そして、ワーキングホリデーを活用してへ行って、日本茶カフェで働いていたのですが、ドイツや日本などさまざまな国の方々が日本茶を飲みながら話をしていたりするのを見て、このような空間が私の作りたかったものだと感じました。日本でこのような空間を作るには、カフェではなく宿泊施設であればより多くの国や幅広い年齢層の方が来てくれるのではないかと考えて、ゲストハウスが良いのではないかとひらめきました。
思いついてからすぐに東京のゲストハウスに履歴書を送って、帰国して1週間後には働きながら「ゲストハウスとは」を勉強し始めました。
働いている時には、「地元の人たちに元気になってもらいたい」「若い世代の生活の楽しみの一つになりたい」との思いを持って、飯田市に作るならどのようなゲストハウスが良いかを常に考えていました。そして、地元の人も集まれる「ちょい飲み屋」を併設したこの形にたどり着きました。
 やまいろゲストハウスの名前は、縁側から見える南アルプスの山の日が昇って沈むまでの間の色の変化がとてもきれいでそこからとりました。訪れた方が、ここへ来てさまざまな人に出会って、自分の暮らし方などの色がちょっとでも変化する場所になったらいいなと思っています。

飯田の「入口」を目指して

飯田の「入口」を目指して
飯田の「入口」を目指して

 このゲストハウスが、飯田に初めて訪れる人や地元の人達にとっての「入口」となることを目指しています。飯田の魅力をこのゲストハウスを通じて伝えることができたらいいなと思っています。また、。
 オープンしてから、思っていた以上に小さなお子さんから年配の方までたくさんの方に泊まっていただきました。地元の皆さんには家族のように心配や応援をしていただいたり、いろいろなものをいただいたりしています。たくさんの方々が関わってくれているのがとてもうれしいです。
 夜のちょい飲み屋では、宿泊者同士や宿泊者と地域の人がここで出会って、お酒を酌み交わして乾杯するといった輪ができているのを見るのが楽しいし、うれしいですね。
 土台はできてきたと思うので、今後はこの空間・場所を生かしていけるような工夫をとりこんで、例えばイベントをやったり、地域の人に活用してもらうアイデアを出していって、ただ泊まるだけ、お酒が飲めるだけではない、皆さんのやりたいことが実現できるような場所になっていけたらいいなと思っています。

店舗名 Yamairo guesthouse (やまいろ ゲストハウス)
所在地 〒395-0814
長野県飯田市八幡町2035
HP:Yamairo-gh.com
事業内容 ゲストハウス 飲食店
店舗外観 店舗外観