114

カイフクデイサービス

吉村 敏康代表

はじまりは“施設に入らないですむ身体をつくってあげたい“という想い

はじまりは“施設に入らないですむ身体をつくってあげたい“という想い
はじまりは“施設に入らないですむ身体をつくってあげたい“という想い

私はこれまで、自治体病院に併設された介護老人保健施設で21年間働いてきました。そこでは、年齢を重ねることで身体が弱くなり、車椅子を使うようになる方を多く見てきました。そのような方と接するなかで、車椅子を使うようになってもまた歩くことが出来るのではないか、と思うようになりました。色々と勉強してみたところ、自立支援介護という、年をとっても自立性をもう一度取り戻せる方法があることを知りました。そこで、当時40歳ではありましたが、働きながら大学院にも通って本格的な勉強をはじめ、令和3年に博士号を取得しました。そして、自分が学んだリハビリの手法等は、利用者が施設に入る前に実践したほうがより効果的なのではないかと考えました。施設のケアが悪いというわけではありません。私自身が施設で働き、病気や怪我で寝たきりになる高齢者の方をよく見てきたからということもあり、出来ることなら施設に入らないですむ身体を作ってあげたい、そんな気持ちが強かったです。
やはり車椅子では自宅で生活することは大変困難です。なんとか歩けるようにして住み慣れた自宅で生活させてあげたい。そんな想いから、リハビリに特化した短時間のデイサービスを提供できる、「カイフクデイサービス」を立ち上げることとなりました。

「ココロ」も「カラダ」も“カイフク”できる新しいかたちのデイサービス

「ココロ」も「カラダ」も“カイフク”できる新しいかたちのデイサービス
「ココロ」も「カラダ」も“カイフク”できる新しいかたちのデイサービス
「ココロ」も「カラダ」も“カイフク”できる新しいかたちのデイサービス

カイフクデイサービスには、大きく3つの特徴があります。
1つめの特徴は、「歩くこと」を大切にしていることです。日々生活を送る中で、トイレにいくことやお風呂に入ること、買い物をしたり通院したりと色々な動きをしていますが、これらの動作は前提として歩けないと満足に行うのが難しくなくなってしまいます。そのため、歩くことにはとにかくこだわってやっています。施設の中などは平たんなところが多いと思いますが、日常の生活を送るうえでは、でこぼこした道や坂道など不整地を歩く機会があるのが普通のことなので、歩く訓練をする際にはあえてこういったところも歩けるように気をつけています。そして、何もないところを歩くだけでは続かなくなってしまうので、公園などで四季を感じながら、一緒に歩く方たちとコミュニケーションも取って、楽しく続けられるようにも工夫をしています。
歩くことを第一に、日常生活の様々な動作を自分でできるよう「自立性の回復」を目指します。
次に特徴的なのは、「パワーリハビリテーション」という専用マシンを使った低負荷のトレーニングに力を入れていることです。パワーリハビリとは、専用のトレーニングマシンを使った軽い負荷での反復運動を繰り返すことで、年齢とともに弱くなりあまり使われなくなった筋肉を再活動化させるといったリハビリの手法です。パワーと聞くと筋力をイメージされるかもしれませんが、重いものを持てるようにするといったことではありません。例えば、家から近くのバス停まで休み休みで歩いて30分かかるような人を、休まずに15分で歩いていけるような身体を作るといったイメージです。そのためには、弱って動きづらくなっている筋肉をしっかり動かしてあげないと身体がスムーズに動いていきません。その弱い筋肉を狙って動かしてあげるために、専用のトレーニングマシンを使って低負荷のトレーニングを行います。マシンは6機種あり、これらを全て使ったトレーニングを行うことで一通り身体のすべてが動かせるようになっています。これらのトレーニングは独自に開発したシステムを活用して、最適なトレーニングメニューを提案するとともに、体力測定の結果等も動画で保存し、利用者が始める前と現在の動きの違いを目で見えるようにも工夫しています。
3つめは、カフェのようなおしゃれな空間を作ることで、利用者が「通いたくなる雰囲気」を出せるようにしていることです。内装には県産材の良質なスギをふんだんに使っており、木の温もりと香りがリラックス効果を生み出します。カフェタイムには挽きたてのコーヒーなどもご用意しており、体を動かした後はリフレッシュした気分でゆっくりとお過ごしいただけます。
リハビリに特化して短時間の中でしっかり運動でき、運動後はおしゃれな空間でゆっくりと過ごすことができる、そんな利用者がすすんでいきたくなるような新しいかたちのデイサービスがここにはあります。

誰もが想う「あたりまえ」を実現できるデイサービスを国内外へひろげていくこと

誰もが想う「あたりまえ」を実現できるデイサービスを国内外へひろげていくこと

いつの時代も病気になったり、障害を持たれる方はいらっしゃいますが、そんな方たちが共通して持たれている想いというものが4つあると思っています。元気になりたい、行きたいところに行けるようになりたい、自分のことは自分で出来るようになりたい、家族の世話にはなりたくない、こうした想いを誰しもが持たれています。当たり前のことかもしれませんが、こうした当たり前のことがしっかり実現できて、さらにおしゃれで楽しめる、今までにないかたちのデイサービスをこれからも提供していきたいです。
そして、このようなかたちのデイサービスはまだまだ国内ではあまり見られず、海外に目を向けるとアジアなどでは高齢化がこれからさらに進んでいく見通しです。地元にしっかりと根をはりつつ、国内外に対しても自分たちが提供するデイサービスをどんどん発信して、新しいかたちのデイサービスを広げていきたいです。

企業名 株式会社 信州高齢者介護研究所
施設所在地 カイフクデイサービス塩尻
塩尻市大門幸町5-20 1階
0263-87-3639

カイフクデイサービスなるかみ
塩尻市大字宗賀1641-2
0263-87-2591
HP https://kaifuku-day.com//
事業内容 地域密着型通所介護
外観 外観写真
放送動画